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新たな貿易障壁は危機時に特に有害、経済開放の努力を-英中銀 - ブルームバーグ

新たに貿易障壁を設けることは危機時においては特に有害であり、新型コロナウイルスによる経済と公衆衛生への打撃を抑えたいのであれば、国家は経済を開放するよう努力する必要がある。イングランド銀行(英中央銀行)のエコノミストが論じた。

  英中銀のスタッフブログに11日掲載された調査レビューによると、新型コロナの世界的な感染拡大は需要と供給の両方に打撃を与え、その衝撃は2008ー09年時の貿易不振よりも深刻だった。グローバル・バリュー・チェーンによって国家間の波及が増幅したが、かといって保護主義的な措置を取れば医療関連製品の生産に影響を及ぼしかねないという。

  英中銀のエコノミスト、レベッカ・フリーマン、ラナ・サジェディ両氏は「多くの政府が新型コロナと闘う手段として、通商政策を用いている」と指摘、「こうした障壁を設けることは危機時においては特に有害になり得る。貿易を開放し、供給網を解体ではなくむしろ強化することによって新型コロナによる経済的および人的な代償を抑える一助になるとともに、回復を促すことにもつながる」と述べた。

原題: Trade Barriers Most Harmful in Times of Crisis, BOE Finds(抜粋)

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June 11, 2020 at 10:49PM
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