ミラノを中心とするロンバルディア州など、新型コロナウイルスの感染拡大が深刻なイタリアの北部地域を隔離し、市民の活動や移動を制限する政府の異例の措置が8日発動された。
国内総生産(GDP)の約3分の1を占めるこれらの地域は、4月3日まで「延期できない」急用や緊急対応、健康上の理由がない限り、人の出入りが遮断され、約1700万人が影響を受ける。
9日のミラノ証券取引所は、停止を求める声にもかかわらず通常通り取引を行う予定。イタリアの経済活動の中心を実質的に「封鎖」するコンテ首相の決定に対し、市場がはっきりした評価を下すことになりそうだ。
8日公表された新型コロナ感染者数は7000人を突破。死者数は50%余り急増し、中国以外で最も多い366人に達した。リセッション(景気後退)の瀬戸際にあるイタリア経済に対し、感染拡大の打撃がボディーブローのように追い打ちかける状況が続く。
原題: Italy Braces for Market Verdict on Conte Virus Containment Plan(抜粋) Italy’s Drastic Containment Rules Spark Enforcement Doubts (2)(抜粋)
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March 09, 2020 at 10:59AM
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イタリア経済中心地の異例「封鎖」、週明け金融市場の審判受ける公算 - ブルームバーグ
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