【北京=小川直樹】中国の今後の景気を占う指標の一つ、2月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は前月より14・3ポイント低い35・7で、リーマン・ショック直後の2008年11月(38・8)を下回り、過去最低となった。中国国家統計局が29日発表した。今回のPMIは新型コロナウイルスの感染拡大後、中国経済全体への影響度合いを調べた初の経済統計で、打撃の大きさが浮き彫りになった。
製造業PMIは、製造業3000社の仕入れ担当者へのアンケート調査から算出する。数値が「50」を上回れば景気は上向き、下回れば景気が悪くなると考えている人が多いことを示す。分岐点の「50」を下回るのは昨年10月以来、4か月ぶりとなる。
特に悪化が目立ったのが生産関連の指数だ。1月は51・3だったが、2月は23・5ポイント低い27・8に低下した。新型肺炎の感染拡大で工場の操業の再開や本格化が遅れている影響が出た。特に化学繊維や自動車などで落ち込みが際立つ。先行指標となる新規受注の指数も、1月時点の51・4から22・1ポイント低い29・3となった。
雇用関連の指数も大幅に悪化し、1月時点の47・5から15・7ポイント低い31・8となった。生産の不振が雇用に影響を及ぼしている様子がうかがえる。
また、非製造業はこれまで節目の50を上回って推移していたが、1月時点から24・5ポイント低い29・6となり、過去最低となった。
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