18日の東京株式市場で日経平均株価は続伸か。新型コロナウイルスによる景気下振れ懸念が強まるなか、米政府が総額1兆ドル(約107兆円)の経済対策を検討すると発表し、前日の米株式相場は大幅反発した。東京市場でも投資家の運用リスクを取る動きが広がりそうだ。日経平均の月内の下げ幅は4000円を超え、値ごろ感から自律反発狙いの買いも入りやすい。足元で公的年金がリバランスに伴う株買いに動いているとの観測が聞かれることも、投資家心理の支えになりそうだ。市場では1万7800円が上値メドになるとの声があった。
17日の米株式市場でダウ工業株30種平均は大幅に反発し、前日比1048ドル高の2万1237ドルで終えた。米連邦準備理事会(FRB)が企業の資金繰り支援でコマーシャルペーパー(CP)購入を発表したほか、トランプ米政権も家計への現金給付プランなどを公表した。大規模な経済対策が明らかになり、市場は買いで反応した。前日に3000ドル近く下げたこともあり、自律反発狙いの買いも入りやすかった。
18日早朝の大阪取引所の夜間取引で日経平均先物6月物は1万7090円と、前日の清算値(1万6670円)を420円上回った。外国為替市場で円相場は1ドル=107円台後半と前日17時時点から円安・ドル高に振れている。
日本国内では新型コロナの感染者数の増加ペースはやや落ち着きつつある。ただ欧州をはじめ、世界各国で感染者数が急増するなか、ヒトの移動規制が強まっている。景気の落ち込みを防ぐための財政政策に注目が集まるが「現状ではアクセルとブレーキを同時に踏んでいるようなもので、新型コロナの治療法確立といったニュースが出ない限り、株価の本格回復は難しい」(国内運用会社)との見方は多い。
個別では富士フイルムホールディングス(4901)に注目だ。中国政府は17日、新型コロナによる肺炎の治療を巡り、富士フイルムのグループ会社が開発したインフルエンザ薬「アビガン」の有効性を臨床研究で確認したと発表した。医療現場の治療に使うよう正式に推薦する方針といい、収益拡大に期待する買いが集まりそうだ。また米ウォール・ストリート・ジャーナル紙が「シェアオフィス大手『ウィーワーク』支援を一部撤回か」と報じたソフトバンクグループ(SBG、9984)の動向にも注目が集まる。
国内では、寄り付き前に財務省が2月の貿易統計を発表する。海外では、中国ネットサービスの騰訊控股(テンセント)が10~12月期決算を発表する。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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March 18, 2020 at 05:04AM
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米大型経済対策の期待が支え 富士フイルムに注目(先読み株式相場) - 日本経済新聞
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