【メキシコシティ=宮本英威】米国の南部ジョージア州、南部オクラホマ州、北部アラスカ州で24日、行動規制の緩和が始まった。各州知事の判断で、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて閉鎖していた理髪店などの営業が始まった。ただ、引き続き営業を自粛する店舗もあり、州内自治体の中には反対の声も出ており、一枚岩の状況ではない。
ジョージア州では24日、理髪店の営業が再開した（アトランタ）=ロイター
ジョージア州では24日朝から、理髪店やネイルサロン、入れ墨店、スポーツジムといった店舗の営業が始まった。映画館やレストラン内での飲食は27日に始まる予定だ。
ブライアン・ケンプ知事はツイッターへの投稿で「健康衛生の専門家の助言などを受けて我々は前に進む」と指摘した。
オクラホマ州では理髪店やスパなどが再開し、アラスカ州では飲食店が収容能力の25%以下で営業を始めた。
各地で営業再開に反発はあるが、特に強いのはジョージア州のケースだ。アトランタ市のケイシャ・ボトムズ市長は24日、ジョージア州の感染者数が1週間で3割増えているのが分かる数表をツイッターに投稿して「家にとどまってください」と呼びかけた。
経済活動の再開に前向きなトランプ米大統領でさえ、22日の記者会見では「早すぎる」と反対を表明していた。
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April 25, 2020 at 04:40AM
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米ジョージア州、経済活動を再開 「早すぎる」反発も - 日本経済新聞
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