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米「2030年まで平均2・9%成長」…大統領経済報告、順調さアピール - 読売新聞

 【ワシントン=山内竜介】米国のトランプ大統領は20日、2020年の経済報告を公表した。大型減税や規制緩和、中国や日本との貿易協定などについて成果を強調し、今秋の大統領選に向けて順調な経済運営をアピールした。

 報告は、2019~30年の経済成長率が平均年2・9%になるとの強気の見通しを示した。20年の成長率は3・1%で、19年の2・5%から回復するとした。その後、30年まで年2・8%~3・0%の成長を続けるとのシナリオを描いた。米国の潜在成長率は2%程度で、トランプ政権の経済政策が安定的な高成長を支えるとしている。

 ホワイトハウス高官は電話会見で、今回の報告は新型コロナウイルスの影響を考慮していないと説明し、「中国のサプライチェーン(供給網)からの影響を詳しく分析している」と警戒感を示した。

 大統領経済報告は、政権の経済政策のベースとなる。国の現状と今後進めたい政策を説明する「一般教書」、予算の要望を盛り込んだ「予算教書」と並ぶ「3大教書」の一つだ。

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February 21, 2020 at 08:27AM
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